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TOP2008年08月

目先を変えれば

以前、神戸で悲しい事件がありましたね・・

あのとき、彼がADHDであると報道された一瞬がありました。

そして、それがきっかけで、私はご近所の方に

「この子も将来あの子と同じになるのね・・・・」

と、言われてとても腹立たしいショックをうけたことがあります。


その当時は、理解の無い人たち!と思い

もっと廻りに理解してもらいたい!と奮起することになったのですが

この頃、ふとあの事件を思い出したとき

あの彼が、あの事件を起こすことで始めて、

ADHDがクローズアップされた点に注目したんです。


そう、彼が事件を起こしたことで社会はADHDという

障碍を知るきっかけになり、

理解されずに育てられている人たちがいることを知ったのです。


そこから、いろんな研究や理解を深めるための

行動が進んできました。


この数年で、本屋さんに行けば

ADHDやアスペルガーの本はたくさん出ています。

どんな障碍で、どういう行動があり、

どう理解してあげたらいいのか・・


そこに注目されるようなり、子供向けの本まで出ました。


と、すると、

この障碍を理解するために、世の中に知らせてくれた

彼の行動は・・メッセンジャーではありませんか。


彼は、この障碍を持つ人たちが

いかに理解されずに苦しみながら生きているのかを

教えてくれ、気づかせてくれ、導いてくれたのだから・・・

そうして、同じ障碍を持つ人たちを救ってくれたのだから・・

彼は、この世にメッセンジャーとして生まれてきたのだと

目先を変えたら、気がつきました。


人はなにゆえこの世に生まれてくるかといえば、

みんな意味を持って生まれてくるのです。

誰一人として無駄な人はいないし、

たとえば、障碍を抱えて生きていく使命を持った場合

それは、大きく選ばれた意味があり

メッセンジャーとして何かを果たさなければならないのです。


そして、その当事者にかかわっていく人たちは

その人を通じて多くのものを学んでいくことになります。


その学んだものすべてを、自分のためだけではなく

次には、周りとこれからの人たちに

伝えていく事って、使命なんじゃないかしら・・・


私はこのごろ、またまたそんな風に考えて

毎日を過ごしています。



今日は、新聞配達の日でした。

相変わらず、タカは頑張っています。

仕事っぷりもたくましく板につきました。


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  カテゴリ:アスペ育児:記録
テーマ:発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) - ジャンル:育児
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